NEWS 事務局からのお知らせ

【告知】6月~8月ヘルスケア・アートマネジメント連続講座

医療や福祉の現場において総合的・体系的なアートマネジメントのできる人材の育成をめざし、2019年度も連続講座を開講します。医療やデザイン、アート、文化芸術活動などの実践を積み重ねた講師をお招きし、医療福祉における患者や家族、スタッフとアートの関わりを学び、アートマネジメントの役割や意義を考えます。
連続講座は「キックオフ講座」「第1~7回講座」の2部構成となっています。どなたでもご参加いただけます。受講をご希望の方は文末から専用メールフォームにアクセスしてお申込みください。

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2018年度連続講座にご参加いただいた方々


キックオフ講座~病院らしくない病院~

上質なインテリアに緑豊かな庭園など、まるでホテルや家のようにくつろげる二つの病院について、建築家と医療者のお二人から話をうかがいます。

日時:2019年6月29日(土) 13:30~16:30(13:00開場)
場所:名古屋市立大学ミッドタウン名駅サテライト
(JPタワー 名古屋 5階ミッドタウンクリニック名駅 隣接)

参加無料、要申込み、定員先着80名

◆講師と内容:

・「クリエイターとの協業によるリゾート空間 千里リハビリテーション病院」
 活動性の高まるリハビリテーション空間をクリエイターと共に実現した取り組みについて学びます。  
 講師:橋本康子(医療法人社団和風会 理事長)

・「大原孫三郎の理想主義の一環・倉敷中央病院の療養環境 ―創立の精神と現在解」
 地域や暮らしに寄りそい、増改築に関わりながら創立の理念を空間に体現させてきた建築家から話をうかがいます。
 講師:辻野純徳(有限会社ユー・アール設計 相談役)

・質疑応答、ディスカッション
 講師:橋本康子、辻野純徳
 コーディネーター:鈴木賢一(名古屋市立大学大学院芸術工学研究科 教授)
 ※内容は変更されることがあります  


患者の環境をソフト面からもハード面からも追求した千里リハビリテーション病院。
病院にありがちな冷たい印象はなく、木の持つ治癒力を最大限に生かしたという。(画像提供/医療法人社団和風会)


赤い屋根と赤レンガでまとめられた大正12年創立の岡山県倉敷市にある倉敷中央病院。
「治療本位」「病院くさくない明るい病院」「東洋一の理想的な病院」を設計の理念としている。(画像提供/有限会社UR設計)


第1~7回連続講座

日時:2019年7月11日~8月29日の毎週木曜、18:30~20:30(18:00開場) ※8月15日は休講
場所:名古屋市立大学ミッドタウン名駅サテライト
(JPタワー 名古屋 5階ミッドタウンクリニック名駅 隣接)

参加無料、要申込み、定員先着30名

◆各回の講座内容:

基礎講座

第1回 2019年7月11日(木)
 講師:阿部順子(椙山女学園大学生活科学部生活環境デザイン学科 准教授)
 「子どもと家族と療養環境―日英仏の事例より」
 小児患者とその家族の病院における空間的な問題を国内外の事例から学びます。

第2回 2019年7月18日(木)
 講師:室野愛子(耳原総合病院 ホスピタル・アートディレクター)
 「病院アートディレクターの役割」
 医療者や患者、地域の想いをアートに起こす専門職の仕事について学びます。

第3回 2019年7月25日(木)
 講師:鈴木賢一(名古屋市立大学大学院芸術工学研究科
教授、NPO法人子ども健康フォーラム 理事)
 「アーティストによるプロジェクトの実際」
 大学での学生たちとの取り組みのほか、アーティストによる事例から学びます。

専門講座

第4回 2019年8月1日(木)
 講師:湯浅真奈美(ブリティッシュ・カウンシル アーツ部長)
 「ヘルスケアにおけるアートの可能性、英国の事例から」
 英国の芸術団体によるヘルスケアに関するプロジェクトの概要とその評価の在り方について学びます。

第5回 2019年8月8日(木)
 講師:島津勝弘(島津環境グラフィックス代表取締役、クリエイティブディレクター)
 「参加型アートを取り入れた医療環境デザイン」
 参加型アートを取り入れた病院づくりの実際と今後の新たな展開について学びます。

第6回 2019年8月22日(木)
 講師:篠原佳則(NPO法人子ども健康フォーラム理事・運営委員長、株式会社安井建築設計事務所名古屋事務所 副所長)
 「子どもの医療・療養環境とアートマネジメント」
 NPO活動や建築設計における実践から、子どもの療養環境整備について学びます。

第7回 2019年8月29日(木)
 講師:山野雅之(女子美術大学 芸術学部アート・デザイン表現学科 ヒーリング表現領域 教授)
 「美術大学におけるヒーリングアートの研究と実践」
 療養施設にアートの癒しを導入する美術大学発の人材育成の取り組みについて学びます。

※講師の都合などで日程や内容が変更になる場合があります  


2018年末に開院したばかりの帯広厚生病院(左)のアートは北海道らしさをテーマとし、職員らの参加型ワークショップで制作された。2015年開院の福岡市立こども病院(右)では、併設する小中学校の全校生徒が様々なアートのパーツ制作に参加した。
(画像提供/島津環境グラフィックス)


松本歯科大学病院小児歯科プレイスペース(左)と北里大学病院小児病棟シャワールーム(右)のアート。どちらも学生参加のプロジェクトチームで取り組み、原画をスキャニングしたデジタルプリントシートが使われている。
(画像提供/山野雅之先生)


アクセス方法

名古屋市立大学ミッドタウン名駅サテライトは、JPタワー名古屋5階のミッドタウンクリニック名駅に隣接。商業施設「KITTE名古屋」の上階で、名古屋駅から徒歩数分です。

・JR名古屋駅からは2F貫通通路を通ってJPタワーへ、名鉄・近鉄・市営地下鉄各線 名古屋駅からは地下通路より直接JPタワーへアクセスできます。
・会場には、JPタワー名古屋2階にあるオフィス用の「5-12階専用エレベーター」を使います。地下や1階からは2階に上がってから乗り換えとなります。

申込み方法/問合せ先

専用メールフォームにアクセスしてお申し込みください。
申込〆切 2019年6月28日(金)まで

お申し込みはこちら

※期限内であっても定員を超えた際は受付を終了する場合があります。
※メールフォームでは10/12開催の国際シンポジウムも同時にお申し込みいただくことができ、連続講座と国際シンポジウムは二度に分けてお申し込みいただくことも可能です。
※2018年度にご参加いただいた方もご受講できます。
※キックオフ講座のみのお申し込みが可能ですが、第1~7回は連続受講をお願いします。都合により欠席される場合はご連絡ください。

〈問合せ先〉
なごやヘルスケア・アートマネジメント推進プロジェクト事務局  
E-mail:healthcare_art@sda.nagoya-cu.ac.jp  
FAX 052-721-3110(芸術工学部事務室)


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