ガイドブック企画制作ワークショップ 第2回開催しました
第2回の開催報告です。時間いっぱい、ギリギリまで議論が盛り上がりました!
6/5(水)18時半~21時 JPタワー名古屋5階ミッドタウン名駅サテライト
・講師: 鈴木教授(名古屋市立大学芸術工学研究科教授)
・ファシリテーター: 小野さん(アーティスト)、高野さん(アーティスト)
・受講生: 池田さん、佐藤さん、常盤さん、南谷さん、坂本さん、永山さん、宮田さん、山崎さん、山名さん、香川さん
・事務局: 伊藤、藤井、寺井、森田
(1)課題発表:あなたの思う「ヘルスケアアート」を紹介してください
まず課題発表の時間を取りました。持ち寄った事例をテーブルに広げ、説明していきます。多種多様な事例の数々、なんと90事例もありました! 自らが思う事例をアウトプットするのはとても面白く新鮮でした。前回話題になった「病院はそのつもりでやってるけど違うんじゃないか」という事例提供もありましたよ。
集まった事例の数々――
美術館のサイン、ちょっとした工夫、ローカルなネタ、ある人にとって心を癒せるアート、老人福祉施設での本格的な芸術活動、そもそも建築が変わっている、いい香り、昔を懐かしむさりげない工夫、照明計画、期間限定の屋内のラッピング、障害のある方が安心できる目のやり場のある空間づくり、エレベーターの中にもイラスト、アートセラピー、音楽療法、歌やダンスのコンサート、移動式のトラックのお庭、フラワーセラピー、塗り絵、屋上のハンモック、壁に本物の木琴、患者さんと折り紙で壁面アート、クリニックの院長先生の等身大パネル装飾、入所者さんの油絵を展示、職員が楽しく働ける環境作り、ラグジュアリーな献血ルーム、病院内の屋上庭園にビオトープ、仏様の絵、敷地内のお地蔵様、ホスピタルクラウン、サイレントタイム、似顔絵セラピー、などなど
(2)参加型企画について意見交換
これらヘルスケアアートの事例集めについて、一般の方にも参加してもらえないかと考えています。実際に事例を集めてみた結果を踏まえ、投稿項目などを考えました。
- SNSを利用するものではなくきちんとヘルスケアアートの公式HPに専用ページを置き、主旨をよく理解してもらえる人に投稿してもらうのがいいだろう。
- 写真も投稿できるようにすると肖像権や著作権の問題がクリアにならないので、文字だけで完結する投稿にした方がいい。
- 投稿したらすぐ掲載された方がモチベーションは上がるが、事務局で一度承認するステップを踏む方が安心。
- 住所をもとにグーグルマップにマッピングしていくと視覚的に分かりやすく、自分のエリアに引きつけて考えたり、広域の視点を持てたりしてよいのではないか。
- お題は「あなたの思うヘルスケアアートは何ですか」として、各事例がどんなヘルスケアアートか一言で分かる見出しを付けるといい。
(3)ガイドブック企画制作ワークショップの次なる話し合い
第2回は事例のシェアだけで、予定していた20時半を過ぎ、21時近くになってしまいました。事例を受けたさまざまな話し合いに発展させる予定であったため、いったん90事例を集約し受講生限定でシェアすること、下記の点について感じたことを書き出してもらい、1週間以内に事務局に提出してもらうことにしました。
・ヘルスケアアートは何であると感じたか。
・とくに印象に残った事例、話題は。
・今後どのように事例について深めたいと思ったか。
・多種の事例を整理する時の軸となること、分類、評価など。
・ガイドブック企画制作WSの次があるならどうしたいか。やりたいこと。
この次の展開はどうなるか? 6/14(金)にスタッフで集まり会議したいと思います!
第1回、第2回の受講生の皆さん、たくさんの事例を持ち寄っていただき、今後につながる話をしてもらい、ありがとうございました。(寺井)