NEWS 事務局からのお知らせ

1月28日 実践WS第3回 企画プレゼン&検討会しました


この日は厚生院さんを訪れ、私たちアート実施側から考えてきた企画を提案する日でした。
と一言でいっても、1月16日に全体の会を設けてから約2週間、どのようにプレゼンにもっていくべきか事務局内でいくつかの話し合いがありました。提案する企画は大きく4つにまとまったのですが、
 ・プレゼン資料は、4つの企画をまとめたものがよいか、別々の企画が分かるようにするべきか?
 ・プレゼン資料は、だれが、どのように作るのがよいのか?
 ・企画の細部は、提案者にお任せなのか、それとも参加者全員で決めていくのか?
このような点が懸念でした。

鈴木教授は、「企画全体がまとまった形で見えるのがいい」というご意見でした。事務局内からは、「ひな祭りイベントというテーマに対して例えば『バラの香り』という提案が合っているのだろうか?」などの声が出ました。こうした企画のブラッシュアップは個別に事務局から提案者に連絡を取り、修正相談を行いました。またコンテンポラリーダンスの提案についても追加情報をもらいました。

プレゼン資料

高野さんにコンセプト部分をまとめてもらいつつ、事務局伊藤さんが主導で下の提案書を作成。これを当日資料として厚生院さんにお持ちしました。



プレゼン結果

事務局伊藤さんから全体のコンセプト等説明しつつ、個別企画については各提案者がサンプルなどを使いながら説明を行ないました。結果、いずれの企画に対しても概ね厚生院さんの反応は上々でダメというものはなく、4つの個別企画を具体化して実施していくことで合意できました。
加えて、秋田さんからのアート装置も実施していく予定となりました。

厚生院さんのご意見と検討した要点

企画A. ひな祭りカード
・入所者全員に配布する場合は約350枚必要。
・2/28に来院される園児さんには事前に塗り絵などのカードを渡し、完成したものを当日入所者さんに渡すといった交流があってもいい。
・ひな祭り会に参加されない方には、ひな祭りの雰囲気を楽しめるメッセージカード、お見舞いカードとして渡す。

企画B. コンテンポラリーダンス
・入所者の方は初めて試みに集中して鑑賞されると思われるので、ダンスを見ながらお抹茶を飲むということは難しいだろう。
・当初は10-15分程度を想定していたが、各回45分の間に呈茶などもあることを考えると、5分ほどにした方がいいかもしれない。場合によっては5分の短いダンスを各回2回公演にしてもいいのかも?
・衣装は会場装花などと合わせて検討する。

企画C. 生花装飾とディフューザーによる芳香
・入所されている方で外出できる方はごく限られているので、生花を鑑賞できるのはとても喜ばれる。
・アロマ(ディフューザー)も部分的な使用しか例がないので、多くの方には初めての体験となり喜ばれるだろう。
・ダンスの空間を確保することや動線を考えて生花装飾の配置を検討。花を移動できるようにしておけると都合がよさそうだった。

企画D. あんどん&ぼんぼりによる会場装飾
・ぼんぼりは転落防止の配慮が必要。
・ダンスの時および講堂の装飾にするほか、講堂以外での利用も検討してみる。

各グループで検討すること

・企画の具体的内容、制作方法
・費用の概算
・開催までのスケジュール
・制作ワークショップの必要の有無や全体とすり合わせが必要なことを整理
・開催後の物品の使い方(寄贈?撤収?)
・厚生院さんに確認すべきことなど

話し合いを受けて、当日のうちに会場レイアウトも検討でき、図面に起こしました。テーブルをコの字にレイアウトし、その内側をダンスの舞台とするプランです。ひな人形はステージ上に設置されます。今後、各企画のメンバーで詳細を詰めていきますが、メールやりとりだけでなく検討会も開催することにしました。また予算配分、必要なものの発注も進めていきます!(寺井)


ダンスをメインにどう会場をレイアウトするか案を検討。コの字に決定。


秋田さんのメディアアートの試作品を体験していただいた。


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