事務局からのお知らせ

事務局からの連絡事項、活動報告など

連続講座の番外編として第9回を、9月18日(火)18時半から開催しました!

開催に至った経緯としては――
もともと講座は第8回まででした。しかし中盤に差し掛かるころから、「講座の振り返りの時間が十分取れていないのでは」「8回を通した参加者の声を聞いてみたい」「参加者同士がざっくばらんに交流できる機会を設けた方がよいのでは」という考えがスタッフ間で話題となり、予定していなかった第9回の開催を提案してみよう、となったのでした。

受講生の皆さんは来てくれるでしょうか?
声をかけたところ、受講生から24名、この日のために沖縄県から海を越えて参加くださった方も加わり25名もの方が集まりました。

連続講座の受講生7名による発表

当日は、7名の受講生がご自身の活動について発表してくれました。お一人5分という短い時間でしたが、発表いただくことによって、あらためて受講生の多様な経験・背景・受講に至った思いなどを知ることができました。またすぐにでも活用できるアイディアや技術の紹介がありました。

1.青木さん(飯田女子短期大学幼児教育学科 教員)
「人とつながる表現の可能性について、興味がわき参加しました」というお話をいただきました。とくに幼児教育において「表現」という力が何をねらい、どんな内容なのか、具体的な話題とともに教えていただきました。

2.伊藤さん(鹿島建設株式会社/建築家)
ヘルスケア・アートに通ずるユニバーサルデザインの考え方とその手段について、具体的な建築空間の例を挙げながら教えていただきました。「視覚・温熱感覚・嗅覚・聴覚・触覚」という「五感に訴えるデザイン」は、ヘルスケア・アートを導入していく過程でも役立つ話題だったと思います。  

3.落合さん(心理学講師/一般社団法人 日本イーブンハート協会 代表理事)
「アートとアートセラピーの違い」「人はなぜ表現するのか」「表現することによって人は何を獲得してきたのか」といったお話をいただきました。工作や絵画といった造形以外の、ダンスや音楽といった方法の紹介もありました。

4.小野さん(アーティスト/アートセラピスト/アート・メンタルヘルス・ディレクター)
ご自身が関わってきたホスピタル・アートの話題やアートセラピストとしての活動を紹介くださいました。イギリスのマンチェスターの病院アートの写真も見せながら、場にアートを取り入れることで心が変化し、人の暮らしが変わるという強いメッセージをいただきました。

5.出井さん(有限会社オフィスリオ/サイン事業)
大型出力やビニールや布などの多様な素材への出力が可能であることから、介護施設の療養環境を改善する楽しい取り組みについて教えてくださいました。「歩くリハビリ」に活用できる床面グラフィック装飾、「わが家にいるような」老人ホームの個室ドア装飾、「季節を感じる」浴室ポスターの例など、会場の注目を集めました。

6.宮丸さん、加藤さん(株式会社ニコム/医療・福祉施設の建設コンサルタント)
福祉・医療分野に特化し、コンサルティングと設計の 両方を得意とする株式会社ニコムさんの取り組みについて紹介くださいました。とくに「名古屋市介護サービス事業者連絡研究会(名介研)」という介護サービスの質を上げるための団体の事務局をしていることから、現場との強いパイプがあることをお話くださいました。

7.山崎さん(専門学校非常勤講師/セラピスト)
「フラワーレクリエーション」という、花と心理学を統合したセラピーにレクリエーションの要素を合わせることで心を豊かにし元気にする取り組みを紹介くださいました。また子どもに限らず大人(高齢者)も含めた、「心を育み、思いやりや創造力を伸ばすアクティビティ(花育)」の実践を紹介くださいました。

発表を聞いたあとは、ほかの受講生お一人お一人にマイクを回して、ヘルスケア・アートマネジメントとの出合いや興味を持った理由などをお話いただきました。最後は各々が話したい人と集まり、意見交換の続きや名刺交換の時間に使っていただきました。


なんと、懇親会も開催できました! 受講生からは「一期生として、こうした場をこれからも作れたらいい」という声も。今年度の連続講座は区切りとなりましたが、今後も顔を合わせて話し合える場があるとよいですね。(寺井)