NEWS 事務局からのお知らせ

【研究会】救急医療のヘルスケアアートを考える 第4回(11/9)報告

研究会第4回 2022年11月9日(水)19~21時 オンライン開催
「参加者による救急医療のへルスケアアートの検討その2[探る]」


第4回の進行と第5回について(伊藤)
グループセッション1(第5回に向けてテーマを絞る)4チーム
グループセッション2(第5回に向けての役割分担)4チーム

第4回の研究会は運営・講師陣9名、一般参加者15名の合計24名で開催いたしました。



グループワーク前半


グループワーク前半では研究発表のテーマを絞り込む、具体的な役割分担等という目的でグループに分かれて話し合いました。

「環境」チーム
第5回に向けて大きく2つのテーマに絞りました。
・重症の患者家族の待合、報告を受ける場所
・掲示物をキーワードにする
ICUや医療者の実体験をもとに話し合いました。


「暴力」チーム
・救急の現場を平面図で暴力の可視化
・発生場所や医療者の動線
・暴力を振るう人の5種類パターンある
・その中でアートを受け止めてくれそうな人は小児患者家族、認知症、普通の人でクレーマーになってしまう人
・精神患者や酔っ払っている人はアートは向こう
・啓発ポスターの制作
・暴言も暴力に含まれるので、言葉がけなどの案
などを話し合いました。


「急な死」チーム
救急での死は救命救急と高齢者の看取りがあるという現場の話を伺いました。
・予期せぬ死に遺族が遭遇できない、人間の尊厳が保てない。
・機能的な場面から、祈りや見送りの場面に移す、変換する環境も必要
・きちんと話を聞ける場所
・ご遺体の霊安室への見送り、医療者への賞賛の必要性

「英国レポート」チーム
・レポートがどのようなプロセスで行われたか。
・どういう加害者の特徴があるのか
・どういうきっかけで暴力が起こるのか
・デザイン提案がなされているか
・プロセスマップ
・職員へのプログラム
・経営者への啓発ツール

4チームの発表の後、第5回にに向けて各チーム同士のすり合わせが行われました。



グループワーク後半


後半のグループワークの報告は各チーム以下の報告がありました。

「英国レポート」チーム
役割分担は決定しました。
順番や内容のすり合わせが必要なのでスラックと、1週間後にズームにて詳細を詰める。

「急な死」チーム
それぞれ課題は共有できました。
突然の死を迎えた家族へのレスパイトケアをどうするか。
1週間後にズーム会議で内容を深めたいと思います。
救急の実態を冒頭で説明することになりました。


「暴力」チーム
マッピング10分
啓発ポスター3.4分での時間配分を考えています。
暴力を止められそうな人に手元で見れるファイルなど検討しています。
起きにくい空間、理想の空間はどういう空間かという提案(見られていますよという空間)をしたいです。


「環境」チーム
掲示物問題、救急独自の視点整理、救急の空間では不安な方が多いので医療スタッフの気遣いが感じられる掲示、コミュニケーションツールとしての掲示を考えたい。
一般の視点、建築の視点、掲示物の話、待つ場所としての空間(実例など)、医療者の視点から総括という流れで発表
スラック、グーグルスライドを使って作業で進めていきます。
ズームも検討しています

各チーム着々と第5回に向けての準備をしていただきました。



事務局からの連絡


どういう人が第5回の参加者がどういう方が来られるか、
さらにリハーサルをした方が良いということになり、後日伝助にて日程調整を行うことになりました。
11月14日北欧の公開講座でスウェーデンの救急病棟の事例の案内をして終了しました。




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