療養環境をより快適にするために、アートの力が注目されています。日本と同じように高齢化が進み、医療費の削減が大きな課題となっているイギリスでは、その対策のひとつとしてアートが活用されています。病院や福祉施設にアート作品やデザイン、音楽やダンスなどのパフォーマンスが導入され、その効果を実証する調査・研究も進んでいます。また、国としてヘルスケアにアートを積極的に取り入れるしくみが背景にあります。
このシンポジウムでは、ヘルスケアアートの先進国イギリスからお二人の講師をお招きし、病院における具体的な事例や、国の施策やシステムについて話をうかがいます。
名古屋に加え、東京での開催が追加されました。英国人講師による講演内容はどちらも同じです。
<受付終了>国際シンポジウム
入場無料・要申込
英国の先進事例に学ぶヘルスケアアートとそのマネジメント
〈名古屋会場〉2019年10月12日(土) 13:00 - 17:00(開場 12:30) 名古屋市立大学病院 中央診療棟 3階大ホール(定員先着300名)
〈東京会場〉2019年10月14日(月・祝) 13:00 - 17:00(開場 12:30) 東京国立近代美術館 地下1階講堂(定員先着130名)
※ 講演は通訳が付きます。
※ 講演内容などは変更になる場合があります。
※ 東京での開催は、東京国立近代美術館との共催です。
講師Speaker
Trystan Hawkins
トリスタン・ホーキンス
Arts Director/Director of Patient Environment CW+
CW+ アートディレクター/療養環境ディレクター
英国の医療アートディレクターの役割
Trystan Hawkins is responsible for leading the vision for arts and design for CW+ in order to provide a first class environment for every one using the hospital. CW+ has won many awards for its work in providing outstanding healthcare environment and is a leading in this field. He has led numerous visual arts organisations, most recently the Royal Academy of Art (Bristol). He has a particular interest in the built environment and the impact of excellent design on the patient experience and clinical outcomes. He studied Design and Fine Art.
トリスタン・ホーキンスは、病院を利用するすべての人にファーストクラスの環境を提供するため、CW +のアートとデザインの方針を主導する職務に就いています。 CW +は、卓越したヘルスケア環境を提供することで多くの賞を受賞しており、この分野をリードしています。 彼は多くの視覚芸術団体、最近では王立芸術アカデミー(ブリストル)を率いてきました。構築された環境とすぐれたデザインが患者の体験および臨床に及ぼす影響に特に関心を持っています。
※CW+はChelsea and Westminster Hospitalのチャリティ財団
Damian Hebron
ダミアン・ヘブロン
Programme Manager in Nesta’s Health Lab
ネスタ財団 健康研究所 プログラムマネージャー
英国における医療とアート
Damian Hebron is Programme Manager in Nesta’ s Health Lab, leading on the organization’ s work in arts and health as well as managing the Social Movements for Health programme. He was Director of London Arts in Health Forum (LAHF) – a leading UK organization. He has worked in the arts for over 20 years, originally focusing on community theatre and participatory arts. He has a degree in Social and Political Sciences from Cambridge University (Clare College).
ダミアン・ヘブロンは、ネスタ財団 健康研究所のプログラムマネージャーとして、アートと健康に関する組織の業務を指揮するとともに、「健康のための社会運動」プログラムにも携わっています。 かつては英国の代表的な団体であるLondon Arts in Health Forum(LAHF)のディレクターを務めていました。 20年以上アートに携わっていますが、もともとはコミュニティシアターや参加型芸術に焦点を当てていました。 ケンブリッジ大学で社会政治学の学位を取得(クレア大学)。
コーディネーター 阿部 順子 (椙山女学園大学生活科学部 生活環境デザイン学科 准教授)
パネリスト 鈴木 賢一(名古屋市立大学大学院芸術工学研究科 教授)
パネリスト 加藤 敬(東京国立近代美術館 館長、元文化庁芸術文化課長)※10/14のみ
名古屋会場 交通アクセスAccess / Nagoya
名古屋市立大学病院 中央診療棟3階 大ホール(〒467-8601 愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂町川澄1)
地下鉄桜通線「桜山」駅、市バス「市立大学病院」「桜山」停留所すぐ。→アクセス
正面玄関向かって右手の時間外出入口からエレベーターでお越しください。公共交通機関等をご利用ください。
東京会場 交通アクセスAccess / Tokyo
東京国立近代美術館 地下1階講堂(〒102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1)
東京メトロ東西線「竹橋」駅1b出口より徒歩3分。→アクセス
参加申込Registration
お申し込みは下記の専用フォームより承ります。
お申し込み期限:名古屋会場 10/10(木) / 東京会場 10/7(月)
申込期限内でも定員を超えた際は受付を終了する場合がありますので、お早めにお申し込みください。
ご不明な点は「お問い合わせ」より事務局までご連絡ください。